Web広告の考え方【ドリルを売るには穴を売れ、藁を売るならかつおを売れ】

Web広告、特にリスティング広告を出稿する際に、競合が多いキーワードを狙ってはいませんか?

検索ボリュームが大きいキーワードは、予算が潤沢な大手企業が狙うものです。

中小企業様がそこに参入すれば、予算が足りない・注文に繋がらないなどのリスクが生じます。

そこで本記事では、中小企業様が取るべきWeb広告の考え方について解説します。

ドリルを売るには穴を売れ

ドリルと穴

「ドリルを売るには穴を売れ」という言葉をご存知でしょうか。

これはマーケティング業界では有名な言葉で、青春出版社から同タイトルの本が出版されたことで浸透しました。

お客様からしたらドリルを購入することが目的ではなく、穴をあけることが目的です。あくまでもドリルは手段にすぎません。

つまりこの言葉の意味は、自社商品を販売するならお客様にとっての"価値"や"目的"は何か?を考えることが重要である、というマーケティング哲学です。

この哲学をWeb広告に落とし込むと...?

ではこのマーケティング哲学をWeb広告に落とし込んでみます。

高知県内の事業者様に馴染みよう「藁を売るにはかつおを売れ」と言葉を変えてみましょう。

例えば「藁」を売る事業者様がいて、ネットの売上を伸ばすためにリスティング広告を打つことが決まったとします。

リスティング広告はキーワードに対して表示する広告なので、どのキーワードを狙うかを設定しなければなりません。

その際まっさきに浮かぶのは「藁 通販」「藁 購入」といった、いわゆる顕在層が選ぶキーワードではありませんか。

しかしこれらは、藁を売りたい事業者であれば漏れなく設定するであろうキーワードであり、競合が多い可能性が高いです。

果たしてこのキーワードを狙うのは正しいことなのでしょうか。

藁は手段、目的は別にある

結論をいうと、間違ってはいません。ただ、他のキーワードを狙うと費用対効果が高くなる可能性があります

例えば「本場高知の生かつおを取り寄せて自分でタタキを作ってみたい」というニーズがあるとします。

この目的を持つ人がまず「高知 生かつお 取り寄せ」と検索した際に、「かつおのタタキをつくるなら高知流 "藁焼き" で」といった広告を見ればどう反応するでしょうか。

タタキを作る目的に対して藁焼きという手段を提示したことで、「高知流のタタキを作りたい!藁を購入してみよう!」というニーズを発掘できる可能性がありそうですよね。

ではこのキーワードに対して、藁を売りたい事業者はどれほど出稿しているでしょうか。おそらくほとんどいないでしょう。

つまり、このキーワードに対する藁の事業者として独占可能ということになるのです。

最高のキーワードに出会うには運用が不可欠

PDCA

しかしこのようなキーワードを見つけるのは至難の業です。

実際、上記はあくまでも仮説であり、他に隠れたキーワードがある可能性は十分にあります。

そういった費用対効果が高く独占可能なキーワードを見つけるためには、日々PDCAを回しながら運用を続けるほかなく、近道はありません

昔、AIが「おむつを買う女性は旅行に行きやすい」というニーズを発見した事例がありました。

これはビッグデータから傾向を読み取ることができるAIだからこそ見つけられたものであり、我々"人"が発掘するのは困難です。

そのため、競合が少ない最高のキーワードを見つけるまで日々運用を続けなければなりません。片手間でやっていては、まず成果は出ないといえるでしょう。

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